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AI EXPERIMENT

画面仕様書からJSTQBテストケースをAIで自動生成

xcel画面項目定義書を入力として、JSTQB技法(同値分割・境界値分析・デシジョンテーブル等)に基づくテストケース一覧をAIで自動生成する仕組みを構築しました。
3画面で合計316件のテストケースを生成し、仕様準拠と要確認を自動分類することに成功しました。

プロンプトエンジニアリング Python openpyxl JSTQB テスト自動化 Markdown
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CHALLENGE

課題

手動テストケース作成の工数と品質のばらつき

ECサイト開発において、画面ごとのテストケースを手動で作成していました。以下の課題がありました。

  • 作成工数が大きい — 1画面あたり数十〜100件超のテストケースを人手で洗い出す必要がある
  • テスト観点の漏れ — 境界値分析やデシジョンテーブルなど、JSTQB技法に基づく網羅的な観点が属人的になりがち
  • 仕様書と成果物の乖離 — 仕様書(Excel)に記載がある項目と、テストケースの期待値が紐づかず、根拠の追跡が困難
  • 共通仕様の反映漏れ — 共通入力フォーム(文字数制限、バリデーション等)の仕様が個別テストケースに反映されないケースがあった
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APPROACH

アプローチ

Excelパーサー × JSTQB技法ルール × AI生成の3層構成

画面項目定義書(Excel)を構造的に読み取り、入力種別ごとのJSTQBテスト技法ルールを適用して、
テストケースを自動生成するプロンプトを設計しました。

Step 1: Excelファイルの構造化解析

PythonのopenpyxlでExcelの画面項目定義書を解析し、項目ごとの入力種別・選択肢・必須区分・初期値・条件・期待値を構造化データとして抽出します。

def parse_screen_spec(filepath):
    wb = openpyxl.load_workbook(filepath, data_only=True)
    ws = wb['画面項目定義(テスト付き)']
    # 各行から項目名、入力種別、選択肢、必須、条件、期待値を抽出

Step 2: 入力種別ごとのJSTQB技法ルール適用

抽出した各項目の入力種別(text/number/select/date/checkbox等)に応じて、
以下のテスト技法を自動的に適用します。

  • 同値分割法 — 有効値・無効値の代表パターンを生成
  • 境界値分析 — 文字数上限・数値上限の境界テストを自動追加
  • デシジョンテーブル — 条件分岐がある項目の組み合わせを網羅
  • エラー推測 — XSS・SQLインジェクション・二重送信等のパターンを追加

Step 3: 共通入力フォーム参照の自動解決

Markdown仕様書内の「共通入力フォーム参照」を検出し、
共通入力フォーム(Excel)から該当項目のバリデーションルール(文字数制限、形式チェック等)のテストパターンを自動取り込みます。

Step 4: 根拠の明示と要確認の自動分類

すべてのテストケースに対して、仕様書の根拠が明確かどうかを自動判定します。

  • 仕様準拠 — Excel/Markdownに明記された仕様に基づくテストケース(即実行可能)
  • [要確認] — 仕様書に記載がなく、テスト実行前に仕様確認が必要なもの
  • [要確認:曖昧] — 仕様記載はあるが解釈が分かれる可能性があるもの
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OUTCOME

成果

3画面で合計316件のテストケースを自動生成

以下の3画面に対してテストケースを生成し、実用レベルの成果物を得ました。

生成結果サマリー

画面 仕様準拠 要確認 要確認(曖昧) 合計
画面A(一覧・検索画面) 68件 30件 3件 101件
画面B(カート・計算画面) 75件 22件 4件 101件
画面C(フォーム入力画面) 95件 18件 1件 114件
合計 238件 70件 8件 316件

成果物の特徴

  • 仕様準拠率 約75%(238/316件)— 仕様確認不要で即テスト実行可能
  • 要確認事項の自動リスト化 — 各画面末尾にチェックリスト形式で未確定仕様を一覧出力(Q&A形式でレビューしやすい構成)
  • デシジョンテーブルの自動生成 — 表示条件の分岐(6パターン)、エラー状態の優先度(8パターン)など条件分岐を網羅
  • 横断テストケースの自動追加 — セキュリティ・パフォーマンス・レスポンシブ・アクセシビリティを全画面共通で付与
  • 共通入力フォームの自動参照 — バリデーション、文字数制限、形式チェック等の共通テストパターンを漏れなく反映

画面仕様書を入力するだけで、JSTQB技法に基づく網羅的なテストケースを自動生成し、
「すぐ実行できるもの」と「事前に仕様確認が必要なもの」を明確に分類できる仕組みを実現しました。

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